著作権法「第三十条」
 私的使用のための複製(コピー)は、著作権法にはふれません。
 ただし、公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器の場合は違法です。

 また、私的使用を目的として、デジタル方式の録音、又は録画の機能を有する機器の場合は、相当な額の補償金を著作権者に支払わなければならないようです。

 ビデオテープやレーザーディスクのように、アナログ録画、録音であれば問題なさそうですね。

著作権法より
第五款 著作権の制限 
(私的使用のための複製) 

第三十条
 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。

 
  一 公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合 

  二 技術的保護手段の回避(技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合 

2 私的使用を目的として、デジタル方式の録音又は録画の機能を有する機器(放送の業務のための特別の性能その他の私的使用に通常供されない特別の性能を有するもの及び録音機能付きの電話機その他の本来の機能に附属する機能として録音又は録画の機能を有するものを除く。)であつて政令で定めるものにより、当該機器によるデジタル方式の録音又は録画の用に供される記録媒体であつて政令で定めるものに録音又は録画を行う者は、相当な額の補償金を著作権者に支払わなければならない。

(昭五九法四六・一部改正、平四法一〇六・1項一部改正2項追加、平十一法七七・1項柱書一部改正一号二号追加)

 地上波ディジタル放送の場合、ディジタルでも1回だけ録画できるようです。私個人としては、ディジタル放送波を1回だけ録画できれば、それで十分です。
 私が、友人などに配布するのは、自分で撮ったディジタルビデオを編集したものです。また、LD(レーザーディスク)やVHDソフトのDVDへのバックアップですね。これはアナログですから問題なくコピーできます。
おわり
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レーザーディスクが出始めの頃
 パイオニアが初の日本向けの民生用LD(レーザーディスク)プレーヤーLD-1000を発売したのは1981年10月9日 でした。
 当時、LDプレーヤーの価格は30万円(私の月給が10万円くらいの頃)で高嶺の花でした。しばらくして半導体レーザーを採用したLD-7000が登場しましたが、それでもまだ、定価が198,000円と高価であり、AVマニア層には売れたようでしたが、一般にはまだ普及しませんでした。

パイオニアが初の日本向けの民生用機LD-1000を発売(1981年10月9日 )
そのため私は、LDソフトだけ買って、販売店のダビングルームでビデオテープにコピーしました。確か、1時間につき200~300円位だったと思います。現在は違法かも知れませんが、当時は、そのようなダビングルームを備えた販売店があちらこちらにありました。

VHDプレーヤーとVHDディスク
 一方、VHDは塵に弱く、画質がVHS並とそれほど良くないのにカラオケだけが普及したのは、VHDソフトがケースに入っていたため、扱いやすかったからでしょうね。レーザーディスクの場合も、売り上げの50%以上はカラオケだったようです。
 私もVHDのソフトを200枚ほど持っておりますが、その殆どで塵のため針飛びを起こしてしまいます。そのため、近い将来DVD化しようと思っておりますが、時間がとれません。暇があれば、VHDのソフトを、DVD-Rに落とそうと考えております。
 
釈迦(シッダ太子):本郷功次郎
 
 ダイバ・ダッタ:勝新太郎

アショカ王の息子クナラ王子:市川雷蔵とウシヤナ:山本富士子
映画「釈迦」

大映70ミリ映画「釈迦」
 私が所有するVHD映画ソフトの画質は、お世辞にも良いとは言えませんが、日本のスペクタクル映画「釈迦」や「日蓮と蒙古大襲来」などの名作が、数多く発売されていました。
 先日、DVD版の大映70ミリ映画「釈迦」を購入しました。以前、購入したVHD版とは比べものにならないくらいの高画質に満足しています。
おわり
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DVD-RAM とDVD-RWの信頼性
 DVD-RWの場合、宣伝等で謳われているように1,000回という書き換えが事実であれば問題ないと思うのですが、AV関連雑誌などによりますと、初期のRWメディアでは、100回程度しか書き換えができなかったそうです。
 やはり、DVD-RAMのように書き換え10,000回以上というように、余裕があった方が良いと思います。
 これについて私が言いたいのは、実際に1000回とか100回書き換えができるかどうかではなく、その方式を開発したメーカーやメディアの信頼性なんです。
 書き換え1000回を採用するメーカーと10000回を採用するメーカーとでは、その信頼性に格差が出るものと思います。私は断然、後者を信用します。
 かつてのLD vs VHDにしましても、LD(レーザーディスク)の寿命が半永久的と謳っていたように、信頼性があったからこそ伸びたと思います。
Beta vs VHSの場合も、録画時間の長さという争点もありましたが、やはり、VHS方式の信頼性が消費者から支持を得たものと思われます。
 DVD-RWとDVD-RAMも同様に、それを採用したメーカーとメディアの信頼性が、今後、ユーザーからジャッジを受けるものと思われます。
 私は今のところDVD-Rを多用してますが、これにしましても、認識が遅かったり、あるいは出来なかったりする製品がありますから、購入する場合は十分に吟味しなければなりません。
 
 また、DVD-Rのメディアが、日本の有名メーカー製でも安心は出来ません。マクセル社の製品では、ファイナライズさえ出来ないメディアがありました。マクセル社から不良メディアの検査の上、交換はして頂きましたが、録画に費やした時間(不良メディア10枚で約20時間)が勿体なかったですね。
 ダビングに要する時間ですが、DVD-R 4.7GBに10分以下で記録できれば良いですね。やはり100枚以上、大量に配布することを考えますと、DVD-Rに8倍速~16倍速以上で記録できれば問題ありません。
おわり
目次
特集
ビデオソフト著作権問題1
 この調査は、現行の改正著作権法が施行される前の1988年11月より約4ヶ月間かけて、ビデオソフトのコピーに関する問い合わせを主なビデオソフトメーカー42社に対して行ない、その解釈や回答をまとめて、パソコン通信ネットワーク旧PC-VANのSIG-AVSQUREに掲載されたものです。
従いまして、現在では法解釈が変っている可能性があることや、25年も前の調査であるため、回答した会社がすでに存在しないこともありますので、その点はご了解頂きたいと存じます。
1.質問事項
昭和63年11月15日
ビデオソフトメーカー各位殿
ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ
前略
 PC-VAN(主宰者 日本電気,会員数約4万5千人)およびEYE-NET(主宰者フジミック,フジサンケイグループ,会員数約6千人)などのパソコン通信ネットワークにおいて,どこまでが違法コピーで,コピーはどの程度まで許されるのかが疑問になっております.
 コピー問題については微妙な点が含まれるため,貴社を含めた主なビデオソフトメーカーの御見解を伺いたいとおもいます.つきましては,下記の件でご回答頂ければ幸いに思います.

[1] テレビやラジオの番組の録画は,家庭内における個人の使用に限って黙認されていますが,レーザーディスク(LD)やレンタルソフトを含めたビデオソフトのコピーは,家庭内における個人での使用の範囲でもコピーは違法ですか.もし個人がこのような違法コピーを行った場合,貴社は個人を告訴しますか.  関連ですが,LDなどのソフトのジャケットには「無断で複製,放送,上映,公開演奏,レンタルすることは法律で禁じられています」と明記されていますが,家庭内における個人の使用でもコピーは禁止されますか.

[2] 営利に使用しない場合でもコピーは違法ですか.もし違法であれば,テレビやラジオの録画や録音も,コピー行為であるため違法と言うことになりませんか.

[3] EYE-NETのAVコーナーにおいて「大学祭,学校祭などでの営利を目的としない上映やコンサートは違法ではない.」という意見がありましたが,この件について貴社の御見解をお聞かせ下さい.

[4] PC-VANのAV-SIGにおいて,ビデオソフト(テープソフト)の価格は非常に高いという意見が,かなりありましたが,LDソフトに比べて高い理由はどこにあるのでしょうか.
アメリカでのビデオソフトの価格は,たとえば「マイ・フェア・レディ」のテープ2本組が7ドルから8ドル(日本円で千円程度)であり,生テープより少し高いくらいと聞きます.このように日本との大幅な価格の差は,いったいどこにあるのでしょうか.

以上の4点について質問致します.宜しくお願い申し上げます.
これらの質問の趣旨は,「合法だから良い」とか「違法だから悪い」という事ではなく,一般の使用者一人一人が『コピーを自粛』し,気に入ったソフトは購入するよう心がけることにより,芸能関係者の有形,無形の財産を守り,ソフト産業の発展とソフトの量産化による価格の低下のためになると判断したためです.回答が得られましたら,さっそく数社のパソコン通信ネットワークに,アップロードし、貴社の意見をパソコン通信ネットワークにて反映させるよう努力します.
草々
北海道大学 文部技官 石川栄一 
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2.ビデオソフトの著作権などについて 主なビデオソフトメーカーの見解【1】
■ レーザーディスク社(パイオニアLDC社)の回答  
[1] レーザーディスク等のビデオソフトおよびレンタルソフトをコピーすることは,家庭内における視聴または個人的な利用であれば,権利者の承諾を得ることなく行うことができます.

[2] 営利を直接の目的としない場合でも,使用目的が個人的な利用ではなく,あるいは間接的に営利行為に結び付くような利用を目的とするコピーは,違法行為となります.

[3] 学園祭等における営利を直接の目的としない上映といえども,上映行為が集客効果を高め,模擬店による収入等,間接的に営利行為に結び付くような場合には,違法行為となりますので,事前に権利者から承諾を受けることが必要になります.

[4] 日本とアメリカとのビデオソフトの価格の差は,権利料および品質管理,製造工程の違い,並びにおよそ10倍の格差がある市場規模の違いが価格の差となっていると思われます.

 尚,著作権法上の解釈につきましては,文化庁著作権課にお問い合わせ頂くのが最善かと思います.
 文化庁著作権課の回答は後日掲載します。
 ■ 日本ビクター関係会社の回答
 昭和63年12月29日
ビデオテック社
ビクター音楽産業株式会社
CIC・ビクタービデオ株式会社
日本フォノグラム株式会社
  ご質問の1項より3項は,何れも著作権法に関連した内容でございますが,その法体系では,条約は法律より上位の法と考えられていますから,日本の著作権法もこのベルス条約の制約を受ける事もあります.
依って,ご質問事項に就きましては,国内の著作権法の範囲にて,以下のご回答を致します.

[1] 家庭内において,個人が映像ソフトをコピーする範囲内ならば,著作権法第三十条(私的使用のための複製)により,違法ではありません.
この条文は,「著作者の目的となっている著作物は,個人的に又は家庭内その他これに準じる限られた範囲内において使用する者が複製することができる」としており,第三者にコピーテープを貸出,或は,グループによる回覧などの行為は,個人の使用目的から逸脱しますから違法となりますと共に,領布権に抵触する恐れもあります.
 告訴に就いては,前記の著作権法第三十条(私的使用のための複製)を逸脱する,悪質な行為が判明した場合は,先ず,違法行為を止めるよう文書にて警告します.それでも無視するようであれば,刑事及び民事上の法的処置を取る事になるものと思います.
関連するご質問に就いて禁止に関する明記は,前記の個人の使用目的から逸脱を防止する目的ですので,特に敢えて記入をしていません.

[2] 営利目的でなくとも違法です.
営利目的でないコピーの主旨ですが,通常は第三者に配布,或は,貸出などの無償による行為が考慮されますので,これらの場合は何れも前記の条文より逸脱するためです.又,映像ソフト及びテレビ,ラジオよりのコピーも,個人の使用目的以外はすべて違法になります.

[3] これも違法です.即ち,このような催しは営利目的でなくても,不特定多数が対象となりますので,著作権法第三十条(私的使用のための複製)の条文より逸脱する行為になるためです.但し,使用したい映像ソフト(ビデオ,映画など)の著作権者に許諾を求める事が出来ますので,承認されたものはこの限りでありません.

[4] 生テープの価格は大差はないものと考えておりますが,相違は次の二点にあるものと存じます.
    (1)一作品当りの生産数量   (2)非常に高いライセンス料
■ 東宝ビデオ(口頭による回答)
[1] 著作権法第三十条(私的利用のための複製)に明記されている限られた範囲内であれば合法である.またテレビやラジオの番組の録画や録音は『黙認』されていると解釈しているが『合法』である.
告訴については前例はないが,違法行為に対しては,たとえ個人であっても場合によっては告訴をするつもりである.たとえば,店頭にある自動複製機器によるコピーは告訴の対象となる.

[2] 質問1に関連するが,著作権法第三十条(私的利用のための複製)に明記されている限られた範囲内であれば合法である.

[3] 著作権法第三十八条の解釈が問題になっている.
端的に述べると,次の3項目全てに該当する場合は違法ではない.
  (1)料金を取らない.
  (2)出演者に報酬を払わない.
  (3)営利を目的としない.

ただし,周辺の団体などの営利に結び付く場合は,民法上の問題になると言う弁護士もいる.

[4] 日本のソフトの価格が高い理由
 (1) マーケットスケールが異なる.アメリカの場合は,日本の7倍ぐらいのマーケットがある.
 (2) 現在のビデオソフトの約95%はレンタル市場対応である.
   当社の最近の作品では,約99%がレンタル用に販売されている.
 (3)業務用として販売しているため高くて当然である.
 (4)セルの作品までも,レンタルビデオ店が無断でレンタルしている.
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つづく
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ビデオソフト著作権問題2
 この調査は、現行の改正著作権法が施行される前の1988年11月より約4ヶ月間かけて、ビデオソフトのコピーに関する問い合わせを主なビデオソフトメーカー42社に対して行ない、その解釈や回答をまとめて、パソコン通信ネットワーク旧PC-VANのSIG-AVSQUREに掲載されたものです。
従いまして、現在では法解釈が変っている可能性があることや、25年も前の調査であるため、回答した会社がすでに存在しないこともありますので、その点はご了解頂きたいと存じます。
ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ事項
2.ビデオソフトの著作権などについて 主なビデオソフトメーカーの見解【2】
■ ワーナーパイオニア
[1] 著作権法の第三十条(私的利用のための複製)にあるとおり,私的使用のためのコピーは違法とはなりません.ただし,個人保用の商品に限られ,レンタルしてきたものの複製は,”違法”という解釈をとっています.
個人が違法コピーを行なっても告訴しません.できないのが現状です.

[2] 前項同様,所有権が移行していないものは,コピーをすれば違法でしょう. テレビ放映については分かりません.

[3]”EYE-NET”とは?, いずれにせよ,”放映権”について,有料,無料関係なく,著作権者の許諾を得なければ違法です.

[4]
★当社では,既に逆転の傾向にあり,来年(1989年)発売の商品は,LDよりVCの方が,安価になるものが多くなります.
★米国に比べ高いのは,生産ロットによるものでしょう.
 日本でも5万巻以上程度のものであれば,かなり安くコストが上がるはずです.ただし,そのメーカーのメイン商品ですから,ある程度 ”利益”を考えた価格設定をしています。
■ 現映社
[1] ビデオソフトの複製(コピー)は,個人が家庭内において,自分の目的のために自分の手段(すなわち機器)で行なう場合に限って容認されるものと理解しております.従って,レンタルビデオを業者にコピーさせることは不法複製と言わなければなりません.(これは,ラジオ,テレビ番組の録音,録画の場合も同様であると考えます.)
 常識的には,私どもは,個人が家庭内で行なった複製については,告訴する考えはありません.私どもが今問題にしているのは,販売またはレンタルに供する目的を持って,業者が大量に複製するいわゆる海賊版ビデオについて,著作権法に定める複製権,領布件,貸与件などが侵害されたものとして,告訴の手続きを取るものであります.
 ジャケット等に印刷された「無断複製」禁止は,原則論として明記したものであり,その他,放送,上映,公開演奏,レンタルなどは,それぞれ,その必要がある場合,著作権者に申し出て,その許諾を得ればいいわけで,ケースバイケースにより,利益が得られると考えれば,契約に基き,それ相応の支払いを受けることにより,その範囲内で認めておるのが現状であります.ただ何事も勝手に無断使用しては困るということであります.

[2] 著作権者すなわち”映画製作者”は,著作権法上さまざまな権利を独占的に有しておりますが,これが公益的理由や社会慣行により著作物の公正でと考えます.
 それが[質問1]でお尋ねの私的使用のために本人が自分で行なう複製や図書館などにおける部分的複製,学校などの教育機関で行なう授業に使用するための複製また時事事件の報道のための利用などについては,その出所を明示すること,複製物の目的以外に使用しないことを条件に認められております. 従って,一概に営利に使用しないから何でもコピーして自由に使用出来るというものではありません.

[3] CATVやCCTVの放映などは,営利行為として利用するものであるから,契約書の締結により,有償で許諾しますが,大学祭など,営利を目的としない上映などについては,状況説明を受けた上で,無償で許諾する場合もありますが,その場合でも,その作品のタイトル名と製作者名を傍に明示することを条件として行なうよう申し入れています.
 ただ,大学祭であるから,すなわち営利目的でないからと言って,製作者に無断で上映することには,意義申立てが行なわれてもいたし方ありません.あくまで製作者に申出て,その許諾を得る必要があり,無償か有償かはその使用状態によって判断されるものであると考えます.
 例えば,入場料は徴収しなくても,百貨店の屋上で放映する場合は,間接的に客寄せに利用することであり,営利目的の一部と見なすことが出来ます.また,喫茶店で放映する場合でも同様の解釈が成立すると思われます.

[4] ビデオテープが高額なのは,出荷するテープの95%以上がレンタル店に於て,レンタルに供されているという現状からすれば止むを得ないと思います.
 LDはレンタルを許諾しておらず,もっぱらエンドユーザーへ販売する目的で作られており価格は低めに設定してあります.
 日米の価格差は,ビデオソフトのマーケットの大きさの違いから派生するものと考えます.
 1000万円の製作費を2000~3000本で償却するのと20万本~30万本で償却するのとでは,おのずから価格に差異が生じます.
日本でも,最近セルマーケットが生れ,漸次拡大される傾向にありますが,これらの価格は,2000円平均で売られております.
■ 東京放送(TBS)
[1] 著作権法は,家庭内における個人の使用に限って,録画が権利者に断わりなくできる,合法的に行えることを明定しています.
(第30条)これは,テレビやラジオの番組であろうとビデオソフトであろうと同様です.ただし使用する個人が自ら録画しなければ違法であり,また自ら録画したとしても,ビデオソフト販売店,レンタル店に備えつけられたダビング機を使った場合は違法となります.
 ビデオソフトのジャケットに「無断で複製....することは法律で禁じられています」というのは,100%正しい表現ではなく,ご指摘のとおり,上記30条の要件を満たせば禁止されません.
ただし,個人使用の目的の複製が相当数行なわれるため,ビデオソフトメーカーの売上げに影響を与えている事実は否定しがたく,メーカーとしては「ただし,個人使用の目的で自ら複製する場合は法律で禁じられていません」と,そこまで正確に明記しづらい事情があることは,ご理解いただきたいと存じます.

[2] 個人または家庭内の範囲を越えて使用する場合は,権利者に断わりなくするコピーは,ビデオソフトであれテレビやラジオであれ,原則として違法となります.従って,企業内,大学祭等で使用する目的でコピーすれば違法です.
 ただ,学校その他の教育機関(予備校等営利を目的として設置されているものを除く)において,教育を担任するものが,その授業の過程における使用に供する目的とする場合に必要と認められる限度においてコピーが許される等(著作権法第35条)その他いくらかの例外があります.

[3] 営利を目的とせず,かつ聴衆または観客から料金を受けない場合は上演,演奏,口述,上映を権利者に断わりなくしても違法とはなりません. ただし,演奏家等に報酬を払わないことが条件です.(著作権法第38条)ただコピーすることは一切出来ません.市販ソフトを買うか借りるかして,それをそのままデッキにかけて上映する場合が違法でないのであり,コピーする場合は質問2でお答えした通りです.

[4] 当社では,テレビ番組の二次使用の目的でビデオカセットを製作するというのが主たる目的でありますので,LDの業界の事は良く判りません.ただLDの値段が安いのは,ビデオカセットの二次利用とかハードの面からではないかと思います.またアメリカの場合,日本に比べてビデオソフトの人口の多いことやビデオショップやレンタル店等が大規模で市場全体の差からくるものと思います.
■ パラマウントビデオ社(パッセルビデオ社)(口頭による回答)
[1] コピーは、全て違法と解釈している。
しかし、現在、問題になっているのは、海賊版ソフト(内容はもちろんパッケージまでもコピーしたもの)であり、個人が視聴を行うためのコピーは黙認せざるを得ない。
[2] 営利を目的としないコピーは問題としない。
[4]
(1) どのようなソフトでも、良く売れるものと売れないものがあり、それを考慮した価格設定をしなければ採算がとれない。
(2)現在の作品は、映画だけでは償却はむずかしく、ビデオで償却するのが現実である。
■ ヘラルドネルソン社
[1] 家庭内での個人の使用については、規則の範囲外であると思われます。
[2] 上記の答えに準じると思います。
[3] お問い合わせの件は、映画の場合「非劇場公開権」がクリアされていることが求められるケースのように思われます。
[4] 日本の場合、人件費からダビング・コスト、流通コストから、すべてのコトがアメリカよりかなり高いことが理由の第一に挙げられます。

 弊社は現在ビデオ協会には加盟していませんが、ヘラルド・グループの一員として、あらゆる問題に関してビデオ協会の判断に準拠するつもりでおります。
草々
1989年1月11日
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つづく
目次
ビデオソフト著作権問題3
 この調査は、現行の改正著作権法が施行される前の1988年11月より約4ヶ月間かけて、ビデオソフトのコピーに関する問い合わせを主なビデオソフトメーカー42社に対して行ない、その解釈や回答をまとめて、パソコン通信ネットワーク旧PC-VANのSIG-AVSQUREに掲載されたものです。
従いまして、現在では法解釈が変っている可能性があることや、25年も前の調査であるため、回答した会社がすでに存在しないこともありますので、その点はご了解頂きたいと存じます。
ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ事項
2.ビデオソフトの著作権などについて 主なビデオソフトメーカーの見解【3】
■バンダイ メディア事業部 
[1] 使用目的が個人であれば違法ではなく禁止する考えはありません。
[2] 同上
[3] 個人視聴以外の権利は持っておりません。特に契約先のウォルトディズニーの作品については、ウォルトディズニー社の許可が必要のはずです。また当社のオリジナル作品については、宣伝用の16m/m貸し出しフィルムが用意してあります。ビデオではなく、こちらを利用してもらいたいものです。
[4] テープ2本組で7~8ドルで売られているとの情報は初耳です。国内メーカービデオテープでダビング代を入れて60分物で600円位のはずです(10万本ロット)。
 アメリカの場合、15ドルで販売する経済ロット(荒利益から投入した経費を差引いた純利益が生じさせるための最小生産ロット)は30万本と聞いております。市場規模と契約金、制作費の償却等が値段に比例し現状の価格になっているのではないでしょうか。
 [当社の場合、オリジナルアニメーション(ビデオ)の制作費60分物で4千万~6千万円かかります。]

 日本国内には領布権なるものがあります。権利が外国にあるものと国内のものとでは処理の仕方、内容がかなり違います。国内劇場映画のビデオ化で著作権の使用料金のみで上代[参考市販価格(下代=メーカーの卸価格の意味として一般的に使用しています)]の10%以上を支払います。上代の10%とは生産原価の2割以上を占めます。プラス制作費の償却費を
加えるとかなり高い物になります。

 以上が当社の説明ですが、不足の部分があると思いますが、電話でもお問い合わせください。
 ビデオ市場はこれからと思っております。昨年当社はウォルトディズニー作品を低価格で販売いたしました。かなりの数が販売できましたがこれからは消費者が購入し何回も楽しむ時代になると考えております。
安ければ市場規模も拡がりもっとビデオが身近かなものとなってくれると思っております。
  平成元年1月12日
■CBS・ソニーグループ
[1] 当社が発売しておりますビデオソフトをコピーすることは、家庭内における視聴または個人的な利用(著作権法30条に定められた利用方法。以下同様)であれば、権利者の許諾を得ることなく行うことができます。

[2] 営利を直接の目的としない場合でも、個人的な利用でない場合、又は間接的に営利行為に結び付くような利用を目的とするコピーは、違法行為となります。
 例えば、大学祭・学校祭における営利を目的としない上映といえども、模擬店による収入等を高め、間接的に営利行為に結び付くような場合には、違法行為になると思料しております。

[3] 日本とアメリカとのビデオソフトの価格の差は、諸権利の処理料、代理人への手数料および品質管理、製造工程の違い、並びにおよそ10倍の格差がある市場規模の違いなどが複雑に影響し、価格の差となっていると思料しております。

 尚、著作権法上の解釈につきましては、文化庁著作権課にお問い合わせ頂くのが最善かと思います。
 1989年1月24日
                                  以上
文化庁著作権課の回答は後日掲載します。 
■小学館
[1] LDやレンタルのビデオソフトからの家庭内利用目的の本人による複製は、著作権法第30条の規定により適法とされています。
しかし、その複製物を他人に貸すなど、第30条規定を拡大解釈し、30条に定める目的以外に使用されますと、複製行為は、ただちに違法行為となります。
また、同一著作物を2個以上複製するとか、シリーズを全部揃えてライブラリーをつくることなどは、違法であるといわれております。
第30条のような著作権の制限条項を拡大する方向で解釈・運用するのではなく、権利の保護に重きをおくべきだということが、国際的な合意になっており、それが法解釈上の基本的な考え方になっています。
 個人を告訴するかどうかは、その複製行為及び複製物の領布の実情を調査し判断することになります。
 なお、ジャケット等に記載している文章には、著作権思想の啓発の意味がこめられているのです。複製については、法によって許容されるものもありますが念のために全体として権利侵害がないようご注意を申しあげるということが本旨です。

[2] 個人が家庭内の視聴を目的として、本人が複製することについては、[質問1]で記したとおりです。そして、たとえ、非営利目的であっても、複製のしかたや、利用のしかたによっては、違法性が生じます。これは放送の録音・録画でもまったくおなじです。

[3] 非営利の上映は、法第38条1項で許されておりますが、入場料等、何らかの費用の徴収がある時、あるいは別途何らかの収入がある時は、それぞれの権利者の許諾が必要です。
 また、個人視聴を目的として貸与を受けたレンタルビデオを使用して公の上映をすることは、非営利であっても許されません。
 権利の制限規定の解釈は、正当な判断の上に立って、運用、行使されるべきだと考えます。

[4] 市販ビデオソフトの価格は、ビデオソフト事業の継続、利用の拡大を目的として、また、製造費、権利処理の対価等を勘案した上で、最も合理的と考えられる価格を企業の自主責任において正しく設定しており、単純に諸外国と比較することも、合理的とはいえません。
 たとえば一般論として、諸種の著作物の価格、あるいは農産物の価格、ガソリンの価格など、多くのものが日本と米国との間で差異があり、単純に米国を基準にすることはできないと考えます。
 ビデオソフトとLDの価格の相違は、あくまでコストの違いによるものであります。

※ 年末年始の多忙期のため、ご返事が遅れたことをお詫びいたします。あしからずご了承ください。
 小学館 メディアミックス事業部
■テイチク社
平成元年2月14日
                   テイチク株式会社 社長室法務
 お問い合わせの件につき,下記の通りご回答申し上げます.但し[4]のお問い合わせにつきましては,回答を差し控えさせて頂きます.

[1] LDやレンタルのビデオソフトからの,家庭内における利用目的で本人による複製につきましては,著作権法第30条により違法ではありません.法は『個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内』での使用と定めています.その範囲を越えて使用されますと,複製行為が違法行為となります.

[2] 営利に使用しない場合でも,複製方法,利用方法によって違法性が生じてきます.テレビやラジオの録画や録音も同様です.

[3] 市販ビデオソフトの営利を目的としない上映につきましては,著作権法第38条1項により許されておりますが,何等かの報酬が支払われる場合は,個々の権利者の許諾が必要となります.また,個人視聴を目的として貸与を受けたレンタルビデオソフトを使用して公の上映をすることは,非営利であってもできません.テレビ番組を録画して使用する場合につきましても,権利者の許諾が必要となります. 以上
■TDKコア社
[1] LDやレンタルのビデオソフトからの家庭内利用目的の本人による複製は、著作権法第30条により違法ではありません。
しかし、その複製物を他人に貸すなど、第30条にある条件を越え、30条に定める目的以外の目的のために使用されますと、複製行為が違法行為になります。また、複製数量が2個以上になるとか、シリーズを全部揃えてライブラリーをつくることなどは、違法であるといわれております。
 第30条のような著作権の制限条項を、拡大する方向で解釈・運用するのではなく、権利の保護に重さをおくべきだということが、国際的な合意になっており、且つ、法解釈上の基本的な考え方になっています。
 それ故、個人を告訴するかどうかは、その複製行為及び複製物の領布の実情によって、判断することになるものであります。 なお、ジャケット等に掲載していることは、著作権の尊厳を求めているものでありまして、複製については、法によって許容されるものもありますけれども全体として権利侵害がないようご注意を申し上げているものであります。

[2] 個人が家庭内の視聴を目的として、本人が複製することについては、上記したとおりで、非営利目的であっても、複製のしかたや、利用のしかたによっては、違法性が生じます。これは放送の録音・録画でも全く同じ事であります。

[3] 非営利の上映は、法第38条1項で許されておりますが、入場料等、何等かの費用の徴収がある時、あるいは別途何等かの収入がある時は、個々の権利者の許諾が必要となります。また、個人視聴を目的として貸与を受けたレンタルビデオを使用して公の上映をすることは、非営利であってもできません。これらの権利の制限規定は狭く解釈して頂きたいと存じます。

[4] 市販ビデオソフトの価格は、ビデオソフト事業の継続、利用の拡大を目的として、また、製造費、権利処理の対価等を勘案した上で、最も合理的と考えられる価格を企業の自主責任において設定しており、単純に諸外国と比較することも、合理的ではありません。
 また、一般論として、諸種の著作物の価格、あるいは農産物の価格、ガソリンの価格など、多くの物が日本と米国との間で差異があり、単純に米国を基準にすることはできないということを、御諒解頂きたいと存じます。
独自に回答されたメーカーは,以上16社です。
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つづく
目次
ビデオソフト著作権問題4
 この調査は、現行の改正著作権法が施行される前の1988年11月より約4ヶ月間かけて、ビデオソフトのコピーに関する問い合わせを主なビデオソフトメーカー42社に対して行ない、その解釈や回答をまとめて、パソコン通信ネットワーク旧PC-VANのSIG-AVSQUREに掲載されたものです。
従いまして、現在では法解釈が変っている可能性があることや、25年も前の調査であるため、回答した会社がすでに存在しないこともありますので、その点はご了解頂きたいと存じます。
ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ事項
2.ビデオソフトの著作権などについて 主なビデオソフトメーカーの見解【4】
■社団法人日本ビデオ協会の回答
平成元年3月2日
  昨年来貴殿より弊協会会員ビデオソフトメーカーに対しご紹介のありました「ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ」に関しまして,会員数社からの要望により,これらを代表して弊協会としての見解を以下のとおり回答申し上げます.

[1] 現行の著作権法では,ビデオソフト(カセットやディスク)からの家庭内視聴目的の本人による複製は第30条により違法ではありません.換言すれば,その複製物を他人に貸すなど,第30条にある条件を越え,第30条に定める目的以外の目的のために使用されますと,複製行為は違法行為になります.
 この第30条は昭和45年の著作権法改正時に新たに規定されたもので,それまでの“器械的方法で複製することは著作権侵害”という旨の条文を改めたものです.その後全国的に複製機器が普及し広く家庭内で利用されるなど当時予想もしなかった事態が生じ,複製使用料収入に依存して創作活動をしている著作権者や著作隣接権者の利益を損なうに至りました.

 国際的な著作権保護のためのベルヌ著作権条約第9条の2によれば,自由利用も“著作権者の利益を不当に損なわないこと”が条件とされていることからも,日本の実態は条約違反状態にあると言えましょう.文化庁も,これは放置できない大変な問題として昭和52年,第30条の改正問題の検討を開始し,今日著作権審議会第10小委員会の場で何等かの対策を求めようと検討を続けているわけです.
 すなわち,第30条によれば合法でありますが,第30条自体が国際的に問題のある条文になっていることをご承知願いたいと思います.
 いずれにしても,第30条のような著作権の制限条項を,拡大する方向で解釈・運用するのでなく,権利の保護に重きをおくべきだということが,国際的な合意になっており,且つ,法解釈上の基本的な考え方になっています.それ故,個人を告訴するかどうかは,その複製行為及び複製物の上映,頒布の実情によって,判断することになるものであります.

 なお,ジャケット等に記載していることは,著作権の尊重を求めているものであります.特に問題の多い第30条の自由利用を敢えて記載することはむしろ不適当と考えます.複製については,法によって許容されるものもありますけれども,全体として権利侵害がないようご注意を申し上げているものであります.もし権利侵害があることを記載するとすれば第30条だけでなく多くの制限規定も詳しく記載しなければならなくなり,現実問題として記載スペース等の制約もあって困難と考えます.

[2] 個人が家庭内の視聴を目的として,本人が複製することについては,上記したとおりで,非営利目的であっても,複製のしかたや,利用のしかたによっては,違法性が生じます.これは放送番組内容の録音・録画でも全く同じことであります.

[3] 法第38条1項では,非営利目的の上映は許されておりますが,入場料等,何らかの費用の徴収がある時,あるいは別途何らかの収入がある時は勿論のこと,無料であっても宣伝,顧客集めなどを目的とした上映の場合も営利目的と解され,個々の権利者の許諾が必要となります.
 この条項も今日のようなビデオソフトの出回り状況を想定していなかった当時設けられた規定で,現在の実情にてらして問題がないわけではありません.これらの権利の制限規定は狭く解釈して頂きたいと存じます.

[4] 市販ビデオソフトの価格は各社の方針に基づくものであり,当協会は見解を述べる立場にないことをご了承下さい.
次のメーカー7社も日本ビデオ協会と同じとの事 
■アスミック社(口頭による回答)
 アスミック社としては、ビデオ協会の見解が正式な回答である。
■東映ビデオ社
 現在,各社を代表して,日本ビデオ協会で検討しており,近日中に協会から,ご返答させて頂く予定です.
■松竹(株)
 松竹としては,日本ビデオ協会を通して御返事申し上げます.
■ポニーキャニオン社
 近く,ビデオ協会を通じまして,ご回答致します.
■日本コロムビア社
 ビデオ協会を通じて回答する。
■ビデオアーツ・ジャパン社
 著作権などの問い合わせ、4項目に関しましては、質問事項が普遍性を有していることもあり、弊社が所属いたします社団法人ビデオ協会を通じて回答させていただきますことを御了解ください。
■東芝イーエムアイ社
 先般、お問い合わせいただきました著作権他の件に関しまして「弊社は1/15日迄に回答致します」とのお葉書をお送りしましたが、ご質問が、大変、普遍性が有りますので、(社)ビデオ協会を通じて、お応えさせていただきたく、ご連絡を申し上げます。
[以上7社]
文化庁著作権課の回答
 大手のソフトメーカー数社から,著作権については,文化庁著作権課に問い合わせるのが最善であると言うご意見があった為,実行しました.
文化庁著作権課への問い合わせの内容は,メーカーへの問い合わせの[4]の質問(ソフトの価格など)を省略しております.
文化庁著作権課への質問事項
[1] テレビやラジオの番組の録画や録音は、家庭内における個人の使用に限って黙認?されているが、レーザーディスク(LD)やレンタルソフトを含めたビデオソフトのコピーは、家庭内における個人での使用の範囲でもコピーは違法か。(著作権法第三十条の解釈について)
関連ですが、LD(レーザーディスク)等のソフトのジャケットには「無断で,複製、放送、上映、公開演奏、レンタルすることは法律で禁じられています」と明記されているが、家庭内における個人の使用でもコピーは禁止されるか。

[2] 営利に使用しない場合でもコピーは違法か。
もし違法であれば、テレビやラジオの録画や録音も、厳密には、コピー行為であるため違法と言うことにならないか。

[3] フジミック(フジ・サンケイ・グループ)が主宰している、EYE-NET(アイネット、会員約6千人)のAVコーナーにおいて「大学祭、学校祭などでの営利を目的としない上映やコンサートは違法ではない」という意見があったが、この件について著作権法上の解釈はどのようになっているか。特に著作権法第三十八条の解釈について。
文化庁著作権課の回答(口頭による回答)
 [1] 著作権法第三十条,「家庭内での視聴の為の複製」の範囲内であれば合法である。また、結合関係の強いサークルなどのメンバー4~5人が視聴するための複製も許される。
 しかし、極めて親しい友人相互間においても、複製物の売買や賃貸などで利益をあげることや、著作者の許諾を得ず、営利を目的に複製を行うと、第四十九条の、目的外使用に該当し著作権法違反になる。

[2] 著作権法第三十条の範囲内であれば合法であるが、非営利であっても、複製した著作物の頒布やビデオライブラリーとしての複製は違法である。

[3] 著作権法第三十八条第一項により、非営利目的で、既に興行などで公表された著作物であれば、著作者の許諾を得ないで上映は許される。

  つまり、次の三項目全ての条件に合致していること。
 (1) 営利を目的としないこと。
 (2) 無料であること。
 (3) 無報酬であること。 ただし、実質的車代であれば問題としない。

 次に、著作物を、営利目的で使用する場合は、著作者の許諾が必要であり、間接的に利益をあげるための使用は違法である。

 著作権法第三十条および第三十八条は、厳正に解釈すべきである。
なお、現在の著作権法第三十条は複製機器の普及のため、昭和59年に改正されたものである。  以上
   平成元年2月1日
文化庁文化部 著作権課
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ビデオソフト著作権問題5
 この調査は、現行の改正著作権法が施行される前の1988年11月より約4ヶ月間かけて、ビデオソフトのコピーに関する問い合わせを主なビデオソフトメーカー42社に対して行ない、その解釈や回答をまとめて、パソコン通信ネットワーク旧PC-VANのSIG-AVSQUREに掲載されたものです。
従いまして、現在では法解釈が変っている可能性があることや、25年も前の調査であるため、回答した会社がすでに存在しないこともありますので、その点はご了解頂きたいと存じます。
ビデオソフトのコピーに関する問い合わせ事項
2.ビデオソフトの著作権などについて 主なビデオソフトメーカーの見解【5】
回答を控えたメーカーとその理由  
■BMGビクター株式会社
 BMGビクター株式会社は、現在ビデオソフトを取り扱っておりませんので、今回のご照会事項に就きましては、回答を見合わせて頂たく存じます。
■朝日新聞社 東京事業開発室
 著作権法の改正等が関係業界で取りざたされているなかで,当社としては現在,正式コメントは控えさせていただいております.
■キングレコード社 映像事業本部ビデオソフト部
 個人的には担当者に回答を依頼しましたが,当社としての正式な回答は,著作権法について,現在,勉強中であるため控えたい.
■アイペック社
(抜粋)私ども(株)アイペックは基本的には製品を仕入れてそれを販売(ビデオ,レーザーディスク)している立場で,販売物の著作権についてはタッチしておりません.そのため,アンケート内容については,会社としてお応えすべきではないと考えます.
■徳間コミュニケーションズ社
 弊社(徳間コミュニケーションズ)は販売会社(卸業務)の為、すべての権利関係は、他社が有していますので回答できません。あしからず御了承ください。
■キテイフィルム社(口頭による回答)
 当社は、映画製作はしていますが、ビデオソフトについては、別会社に委託しており権利は別会社にあるため回答はできません。
■ポリドール社
 弊社の応えとしては「保留」とさせて頂きますので、ご了承下さい。
 [以上7社]
 
問い合わせを無視したメーカー
 昨年(1988年)の11月から4度に渡り,照会文(返信葉書入り)を差しだしましたが,以下のメーカーについては,何の返答もないため[問い合わせ無視]として処理致しました.
なお、その旨、各社に通知しております。

アテナ映像社,アポロン音楽工業社,RCAコロンビア社,宇宙企画社,AE企画社,エスピーオー社,トーラスレコード社,新東宝ビデオ社,創美企画社,大映,にっかつビデオ社,バップ社
[以上12社]
3.まとめ
「1989年当時の私の見解」
 昨年(1988年)の11月から約3ヵ月に渡り,主なビデオソフトメーカー42社に対し著作権などについての解釈および回答を求め,順次,その回答をPC-VAN等にアップロード(送信)してきましたが,日本ビデオ協会の回答や更に,文化庁著作権課の回答も得ることが出来ましたので,本年2月24日にて,本件の問い合わせは終了致しました. 
■ メーカーの回答に対する私の見解
 質問1および2について,ほとんどのメーカーは,家庭内での視聴のための複製であれば、合法であり問題無しとしていますが,一部のメーカーは,レンタルソフトの複製は違法と解釈していますので,正確な判断が必要と思われます.
 また,非営利であっても,複製した著作物の頒布やビデオライブラリーとしての複製は違法とのことですが,文化庁著作権課の回答にあるように「結合関係の強いサークル等のメンバー4~5人が視聴するための複製も許される」ならば「非営利でも複製した著作物の頒布は違法」という解釈は矛盾するように思えてきます.
 結合関係が強いのは,サークルのみではなく,親兄弟,また上司や同僚などとの関係も,サークルなどより,非常に結合が強いと考えられ,著作物を複製して配布しても違法にはならないのではないかと思われます.この点の解釈には触れられて居ません.
 現在,レンタルビデオは2日間借りて,200円前後で,かなり安くなってきており,コピーするのが馬鹿らしいくらいです.(当時はまだビデオ生テープが高価だった)
 日本ビデオ協会の回答によると,文化庁では,第30条の改正を検討されているようですが,現状にそぐわないと考えます.いずれにしましても,複製は自粛すべきであると思います.

 次に質問3の回答についてですが,著作権法第三十八条第一項により、非営利目的で、既に興行などで公表された著作物であれば、著作者の許諾を得ないで上映は許されますが『間接的に営利に結び付くような上映は違法』とのことです.つまり,以下の三項目全ての条件に合致している場合は合法と解釈しています.
  (1)営利を目的としないこと。
  (2)無料であること。
  (3)無報酬であること。 ただし、実質的車代であれば問題としない。

 しかし,信頼できる筋からの情報によると,○○○協会が,上記の合法行為でも違法と決めつけ,大学などに対し脅しをかけるような事を行った経過があるとの事で,学園祭での上映に対し非常に神経を使っているようです.とにかく,営利,非営利を問わず,不特定多数を対象に上映などを行う場合は,著作者の許諾を受けることが重要です.

 最後に質問4の回答ですが,これについては,ほとんどのメーカーは、的確に回答されませんでした.質問の主旨はレーザーディスク(LD)と,ビデオテープ(ビデオソフト)との大幅な価格差の原因についてなのです.
 米国でのLDの価格は35ドル~45ドル(日本円で約4400円~5700円)であり,更に廉価版の25ドル(日本円で約3200円)のLDも登場するとの事[2月7日の北海道新聞より].
 それに対し,米国のビデオソフトの価格は,約7~8ドル(日本円で約1000円)との事.
■AVCC社ビデオコム1987.1より引用
AVCC社ビデオコム1987年1月号のCOM COM CLUB.では,ビデオソフトの価格について次のように述べられています.

日本のソフトはまだ高価,
巨大なマーケットを放置している.
<前文略> 米国は地域により,かなり事情が異なりますので,これが必ずしも米国全体の状況ではありません.
 では始めましょう.米国では,まずあらゆることに自由競争の考え方が貫かれており,日本のような再販価格や中小,零細小売店を保護する法律が少ないためか,当地ミネソタでは,小売店は,ほとんど大型小売業か,チェーン店で競争は激しく,ほとんどの品物が日本より安価で売られています.

 テープの質も高く日本で出回っているダビング物は見かけません.もし,このようなことを行うとFBIから,極めて厳しい罰則が適用されるものと思われます.
 市販ビデオソフトも日本より安く,たとえばミュージカルの「マイ・フェア・レディ」(2本1組)が,税込み6ドル34セントから7ドル41セントですから,生テープより少し高いくらいです.
 ソフト面から,日米を比較した場合,日本では高価格という点で,消費者が気軽にソフトを楽しめなく,また,業界にとっては巨大なマーケットを放置しているという印象をもちます.日本でもソフトを米国並に楽しめるときが,早く来ることを期待します.

  また,バンダイ社の回答よると,米国の場合のビデオソフトの価格は「15ドル(日本円で約1900円)程度が経済ロット(30万本)」であると述べられています.何れにしても,米国のビデオソフトの価格は【米国でのLDの販売価格の半額以下】なのです.
 しかし日本の場合は,ご存じのように,多くのソフトは,ビデオソフトの方がはるかに高く,LDの2倍位の価格に設定されています.メーカーの回答は,これについては主に,

 1.非常に高い権利料
 2.品質管理,製造工程の違い
 3.約10倍の格差がある市場規模の違い

 にあるとしています. しかし,これらの回答が的を射ているのであれば,日本の場合は、LDよりもビデオソフトが高価という逆転現象は生じないはずです.
 さらに,CICビクターから3500円で発売されているソフトのように安価な製品もあり,上記3点の理由は成り立たたなくなり矛盾します.
 興行などで、既に減価償却している作品は,レンタル向けではなく一般消費者を対象に,安く大量に販売されることを多くの消費者が希望していることをメーカーは認識すべきと思います.
 また,権利料の事はよく判りませんが,あるメーカーの非公式な説明によると,定価の約35%であると聞いていますが,これが非常に高いとは思いません.
なぜなら,「著作権」と言うのは,貸与権,上映権,頒布権,複製権,放送権,上演権,展示権,翻訳権などさまざまな権利の集合なのですからそれらの権利者に対し使用料を支払うのは当然です.

 2点目として,日本のビデオソフトが高い理由に「品質管理,製造工程の違い」がある事を上げられていますが,逆に解釈すると「米国は,品質管理や製造工程に手抜きをしているのでソフトが安い」とも受け取れ説得力がありません.
 また日本のビデオソフトメーカーがこのようなことを述べることは,米国のビデオソフトメーカーに対し非常に失礼であると思います.
テープの質については,前述したAVCC社ビデオコムより抜粋

 テープの質も高く日本で出回っているダビング物は見かけません.
もし,このようなことを行うとFBIから,極めて厳しい罰則が適用されるものと思われます.


と述べられているように,問題はないと考えます.

 3点目に市場規模の違いが原因の一つに上げられていますが,これは消費者の責任ではないと考えます.
約10倍の格差がある市場規模の違い」は,米国のビデオソフトメーカーなどの努力の賜であり,日本のビデオソフトメーカーのように,レンタル店に「おんぶ」しているようでは発展は期待できません.
 日本においても市場の開拓は可能です.たとえば,あらゆる電気店,書店,レコード店,コンビニエンスストア,スーパーマーケットそして各種のイベントなどで,人が多数集まる所を対象に市場を開拓すべきです.
 日本では,大多数の家庭にVTRが普及しており,安ければ,必ず売れるはずです.(1989年当時
 一部のメーカーの回答のように「ソフトの95%~98%がレンタル向けであるから,あるいは業務用であるから高くてあたりまえ」という認識では,ソフト産業のこれ以上の発展は有り得ないと思います.

 最後に,私の質問事項に対し、貴重な時間をさいてご回答されたビデオソフトメーカーに対しては心から感謝します.
また,ご回答にたいし多少の批判をしましたが,私はいつも「現状を批判せずして未来への発展は有り得ない」と考えております.もし,お気に触るような事がありましたら,ご無礼をお許し下さい.
おわり
北海道大学 文部技官(当時) 石川 栄一
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back number
全自動HDDレコーダー
 私はテレビを見る時間は殆ど無いので、全自動化したHDDレコーダーが欲しいですね。しかし、録画したとしましても、編集する時間が少ないので、DVDに落とすまで、全て自動でやってくれるオート編集とか編集機能が付いたマシンがあれば良いですね。
 その場合、ブルーレイメディアやDVDメディアが1枚で足りない場合、メディアのオートチェンジャーがあれば便利かも知れません。HDDも交換可能なリムーバブル方式を採用すれば、更に楽しさが広がると思います。
 私が現在使っているブルーレイレコーダーBDZ-AT350Sでは、録画のほとんどは、安価なDVD-Rを使っています。
 その理由は、自分が撮ったビデオを配布する場合、DVD-Rメディアのほうが、1枚50~60円程度で入手可能ですので、DVD-RAMなど他のメディアよりも、圧倒的に安いということです。
 また、現在市販されているほとんどのDVDプレーヤーで、問題なく再生できることも大きな理由です。しかし、自分が撮った作品が50~60円のメディアに収まるのも、何とも言えない気分ですね。
おわり
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消えるジョグダイヤル
 ジョグダイヤルはSONYのお家芸でしたね。
 BetaやED-BetaのPRO仕様機には、必ずと言って良いほど付いていましたし、本体に付いていなくても、リモコンに付いていました。
 しかし、そのジョグダイヤルが、現在普及しているDVDレコーダーの殆どに付いていないのはどうも腑に落ちないですね。
 また、一世を風靡した、BetaやED-BetaそしてVHSの機器やテープは、店頭からほとんど姿を消しましたね。
 そのうちに、DV(デジタルビデオテープ)も同じ運命を辿るのでしょうね。
 現在のDVDなどのディスクメディアも、インターネットメディアに押されて、そう遠くないうちに消え去るでしょうね。
おわり
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Lenovo H330
 昨年は電力不足ということで、我が家でも節電に取り組み、その一環として、PCを省エネ型にすることになり、3万円以内という予算の都合もあり、レノボH330を購入しました。
消費電力は、今までの自作PCの場合、約200W(本体)だったんですが、レノボH330の場合は、約50W(本体)で、消費電力は何と1/4にまで削減できます。
 電気料金に換算しますと、1日15時間使用で1ヶ月あたり自作PCで2100円、レノボH330で525円となり、月1575円も節約できます。
PCの性能も、映像の編集を除きそれほど大きな違いはなく、節電のためのサブマシンとしては十分な性能で、満足しております。メデタシメデタシ。


◆ 主な特長(メーカーサイトより)
1.Lenovo H330 は、省スペース型なので置く場所を選ばず、インテル社の第 2 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリーを搭載し高い性能を発揮。また、レノボ独自の Lenovo Enhanced Experience 2.0 for Windows® 7 によって、一般的な Windows® 7搭載 PC よりも速い起動とシャットダウンを実現しています。

2.H330 は、8 in 1 メディア・カード・リーダー、大容量 HDD、 DVD スーパーマルチ・ドライブ、インテル® HD グラフィックスを内蔵しており、デジタルカメラで撮影した写真や動画の取り込みや閲覧、DVD の視聴、ゲームなどを簡単にお楽しみいただけます。

3.H330 は、データのバックアップや復元を簡単に行える Lenovo Rescue System を搭載。万が一の場合にもボタンひとつでシステムの復元や重要なデータの復元を行うことができます。

           【続き→】
Lenovo H330
・第 2 世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー 搭載
メーカーサイト(詳細)
Lenovo H330


4.Lenovo ウルトラスリム プラス ワイヤレス キーボード&マウスをご利用いただくと、マウス・キーボードのケーブル配線が不要になるため、デスクのスペースをより広くご活用いただけます。
おわり
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CANON EOS 60D
 今まで、オリンパスのデジタルカメラ CAMEDIA C-700 Ultra Zoomを愛用しておりましたが、購入した当初から夜景が綺麗に撮れませんでした。
 そのため、夜景撮影ではフィルムカメラのCANON EOS55の出番でした。しかし、世の流れは既にデジタル時代で、遅ればせながらデジタル一眼レフのボディを購入しました。機種選定の条件は、フイルムカメラのCANON EOS 55のレンズやアクセサリー類をそのまま使えると言うことで、初めから決まっておりました。
 デジタルカメラの便利な所は、フィルムカメラと異なり、撮ったその場で確認することが出来るということですね。失敗しても何回でもやり直しができます。その反面、フイルムカメラでの現像・引き延ばしの際、良く撮れていたときの喜びが半減します。
 まあ、これも時代の流れと言うことでしょうか。次は、東京スカイツリーに行くのは無理ですので、藻岩山から夜景を撮ろうと思っています。

自宅の庭の桜

◆ 主な特長
1. まなざしに応える高画質。
 約1800万画素 CMOSセンサー
2. 高精細・高速の画像処理能力。
 映像エンジンDIGIC4
3. 常用ISO感度100~6400。手持ち撮影の可能性を広げる高ISO感度
4.ISO感度100から生まれる高精細作品
5. 設定値をカメラまかせに。
 ISOオート
6. フィルムを選ぶ感覚で色彩が選べるピクチャースタイル
7. 撮影シーンに、より適した表現を。
 ピクチャースタイルファイル
8. 露出とコントラストを適切に補正。
 オートライティングオプティマイザ機能
9. 自動補正シーンは4種類。
 カメラがシーンを判断し効果を発揮
10. 4段階の補正レベルの調整が、クイック設定画面 からスムーズに。
11. 写真を隅々までクリアな明るさに
 レンズの周辺光量補正機能
12. 約20本以上の補正データを登録済
13. RAWで記録した画像は、付属ソフトウエアで補正可能
14. いつでも粒状感のない美しい画像を2つのノイズリダクション機能。
15. 白トビを抑え、ディテールまでしっかり描写。高輝度側・階調優先機能
           【続き→】
CANON EOS 60Dボディ
CANON EOS 60Dボディにレンズを実装 
メーカーサイト(詳細)
CANON EOS 60D
16. 記憶に残る白色を、忠実に再現する高精度なホワイトバランス(WB)
17. 新たに2種の記録画質を追加。さらに幅広く選べる多彩な記録画質
18. 3種のSDメモリーカードに対応
19. 撮影したJPEG画像を、カメラ内部でリサイズ
おわり
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CDレコーダー
 CDレコーダーTASCAM CD-RW900SLは、アナログレコードをCD化するために購入しました。この機種に決めた理由は、オートトラック機能(-24dB~-72dB、6dBステップ、DD)なんですが、スクラッチノイズの大小など、ソースによって無音のレベルが異なり、オートトラック機能が、まともに働かないことがあります。時間が出来たら、ゆっくりと、アナログレコードのCD化に取り組みたいと思っています。
 多少問題なのは、安価なCDメディアが使えないと言うことですね。
CDレコーダーで使えるCDメディアは、SCMSに準拠し、録音には専用の音楽用メディアを用いる事になっています。
 また、データ用のCD-R/RWは使用できません。SCMSに準拠のCDメディア、特にCD-RWは高価です。例えば、マクセル CDRWA80MQ.1TP [音楽用CD-RW 80分 1枚]の参考価格は、1785円。ヨドバシカメラなどの実売価格も、1枚600円~700円位と、DVDメディアよりも相当高価です。

  • TASCAM CD-RW900SLの特徴
  • ・CD-R/CD-R-DA/CD-RW/CD-RW-DAメディアへの記録が可能
  • ・ディスクに傷が付きにくいエッジホールド・スロットロードメカ採用
  • ・RCAアンバランスアナログ入出力
  • ・24ビットA/D、D/Aコンバータ搭載
  • ・COAXIALデジタル入出力
  • (IEC60958コンシューマユース)
  • ・デジタル入力にサンプリングレートコンバーター搭載(32kHz~48kHz対応)
  • ・全曲/シングル/プログラム
  •  (最大99トラック)/ランダム再生
  • ・トラック経過時間/トラック残時間/ディスク経過時間/ディスク残時間を切り替えて表示
  • ・±16.0%ピッチコントロール
  •  (0.1%~1.0%可変ステップ、CD-DAのみ)
  • ・キーコントロール再生
  •  (-6半音~ 6半音、半音ステップ、CD-DAのみ)
    ・トラックの音の立ち上がりを自動的にサーチするオートキュー(-24dB~-72dB、6dBステップ)
  • ・トラックの再生が終了すると、次のトラックの先頭で待機するオートレディ 
  • ・音の始まりで自動的に録音を開始するシンク録音機能(-24dB~-72dB、6dBステップ)
  •            【続き→】
TASCAM CD-RW900SL 
私のオーディオラックに実装 
メーカーサイト(詳細)
TASCAM CD-RW900SL
    • ・オートトラック機能
    •  (-24dB~-72dB、6dBステップ、DD)
    • ・録音レベル調整のデジタルボリュームを搭載(-∞、-54.0dB~ 18.0dB)
    • ・フェードイン/アウト録音
    •  (1~30秒、1秒ステップ)
    • ・ディスクタイトル及びトラックタイトル入力機能
    • ・PS/2キーボードによるコントロールやタイトル入力が可能
おわり
目次
自動電圧調整器
 AC電源電圧が100ボルト以下に下がるために、電圧調整用トランスを取り付けましたが、PCがシャットダウンすることがありました。その対策として、前回述べたように、PC用のAC電源を、レーザープリンターとは別の配電コンセントから取ることで解決しました。
 しかし、レーザープリンターを2台動作させると、どうしてもAC電圧が瞬間的に100ボルトから90ボルト以下にまで下がってしまいます。
 そのため、今回は、摺動型自動電圧調整器を取り付けました。
その結果、平均96ボルトのAC一次電圧を、100ボルト以上に設定が可能になり、問題が解決しました。また、PCのターボモード(CPUオーバークロック)動作で起こるシャットダウンからも解放されメデタシメデタシです。
山菱電機 自動電圧調整器
ACE-1K-B

仕様 : 摺動型自動電圧調整器 
入力 :85V~115V(単相)
出力 :100/115V ±1V アース付
容量 :1KVA(100V出力で10A)
周波数 : 50/60Hz
コンセント:2個口
おわり
目次
電圧調整用トランス
 比較的大型のレーザープリンターEPSON LP-7000Cを使用しているため、プリンターの電源を入れると、AC電圧が100ボルトから90ボルト以下(瞬間的)に電圧が降下してしまいます。そのため、電圧調整用のトランスを取り付けました。EPSON LP-7000Cの電源規格はAC100V±10Vですので、この範囲内に収まれば問題ありません。
 しかし、レーザープリンターの電源を入れただけで、PCもシャットダウンを起こすため、原因を調査していましたが、テスターでAC電源電圧を測定した結果、AC電源の電圧降下(90ボルト以下)が原因であることが分かった次第です。その対策として、PC用のAC電源を、レーザープリンターとは別の配電コンセントから取ることで解決しました。
これで、AC電源に関しては、一応メデタシメデタシです。
【富士ゼロックス 電圧調整用トランス】
一時電圧:80V~125V
二時電圧:100V
二時電流 : 15A
周波数  : 50/60Hz
単相出力容量:1.5Kw
おわり
目次
無停電電源装置 CR900
 春の嵐や台風が襲来した時に、困るのは瞬断(電源や通信などの信号が、一瞬途切れる現象。瞬電瞬停とも呼ばれる。)です。AC電源に瞬断が起こると、PCが突然シャットダウンして、その結果、最悪の場合は、PCのシステムが壊れて起動しなくなってしまいます。
 ニセコでも、暴風雨の際に、午前中だけで、10分~20分に一度の割合で瞬断が発生したことがあります。
 この事について、北海道電力に問い合わせたところ、ニセコ・蘭越町管内の瞬断は原因不明とのことでしたが、樹木の枝が電線に接触して瞬断が起こる場合もあるとのことです。
 私は、解決策をいろいろと考えた結果、無停電電源装置 (UPS)を購入し取り付けました。
 これで、瞬断とブレーカー落ちの対策が出来ましたが、やはり商用電源は不安ですので、PCは自家発電を主電源として使用しています。
無停電電源装置 CR 900
【主な特徴】

 インテリジェントなLCD診断ディスプレイ: 革新的なフロントパネルLCDを使用して、UPSの状態と電流条件に関する詳細を表示できます。LCDには、11の異なる診断 (入力電圧レベル、出力電圧レベル、 自動電圧調整、バッテリ容量、ランタイム推定値、負荷レベル、出力周波数、バッテリ使用中、過負荷、故障状態、サイレントモード)が表示されます。
 正弦波―商用電源と同じような波形をこのUPSが提供します。変形なし、ノイズフリー、最適な電力供給などの利点があります。
 自動電圧調整 (AVR) - AVR技術はAC信号を安定させ、バッテリモードを切り替えずに安全な電圧レベルを維持します。これにより、バッテリ寿命が引き延ばされ、よりクリーンな信号を接続された機器に送り込みます。
 Active PFCに対応-ActivePFC回路とは、電源に入ってきた電力をより効率的に使用できる機能です。Active PFCにより、電源に入ってきた電力を無駄な熱にすることなく効率的に使用できるようになります。同じ電気代(電力)でより長い時間パソコンを使うことができるということです。
  GreenPower UPS™ - GreenPower UPS™技術では、送られてくるAC電力が正常のときにAVRトランスをバイパスすることで、UPSの消費電力を 大幅に抑えています。これにより、UPSの消費電力を劇的に削減できるだけでなく、熱放散とシステムノイズを減らすこともできます。


BACKUP CR 900 無停電電源装置 (UPS)



Backup CR 900
中級からハイエンドコンピュータシステム用に設計されたBACKUP CR 900 無停電電源装置 (UPS)は、ダイナミック回線調整およびLCD診断ディスプレイを特徴としています。
おわり
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KABUTO(兜)クーラー
 最近、自作パソコンのCPUクーラーを、純正品からサード パーティー製に取り替えました。純正のクーラーでは、CPUがIntel Core i7の場合、Power Directorなどの重いソフトでは編集作業中にCPUが75度を超え、ヒートアップ状態になってしまいました。
 そのため、CPUクーラーを比較的安価な、KABUTO(兜)クーラーに交換したところ、純正のクーラーより発熱が、最高でも10度以上も低く抑えられました。たいへん満足しています。

上の写真は、自作(BTO)パソコンの正面です。ファンコントローラの青色表示は、各部のファン回転数と、CPUやHDDなどの温度センサーの表示です。

KABUTO(兜)クーラー
自作(BTO)パソコンに取り付け
【メーカーの説明】
超ロングセラーモデル「ANDY SAMURAI MASTER」の後継として、冷却性能を更新し、パッケージには後継に相応しく「ANDY」のシグネイチャーを入れて登場です。
Intel最新ソケットLGA1366に標準対応し、「無限2」でクーラーで培った新開発「多重エアフロー透過構造」をフィン設計3ブロックで採用。
 「KAZE-JYUNI」PWM仕様搭載ファンにより、静音ながらも、エアフローをベース受熱部分やマザーボード上のCPUソケット周辺のコンポーネンツに透過し易い設計となっており、取り付けは、4WAYマウンティングシステムにより、PCケース内の環境の応じて、4方向の取り付けが可能です。
おわり
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ブルーレイレコーダー
 今まで、テレビ番組やビデオは、ブルーレイ/DVDマルチドライブ搭載のBTOパソコンで録画していたのですが、編集作業に制約があり、パソコンにも負担がかかるので、一昨年、貯まった小遣いで据置型一台購入しました。新製品(当時)ですが比較的安かったですね。(ネット通販で\35,780)
 問題は、テレビ番組やビデオなどの外部入力で録画したものにタイトルを記入するのが非常に難しいことですね。PCのキーボードでカナ漢字変換が簡単にできるようになれば便利と思います。
もう一つの不満は、起動が遅いことですね。電源スイッチをオンにしてから録画できるまで、12~13秒くらいかかります。またパワーオフにも50秒くらいかかります。それでも、画質や音質が良いので満足しています。
主な仕様
■フルハイビジョン長時間録画
■0.5秒で瞬間起動/ 番組表から一発予約
■長時間モードで録画しても、きれい。
■3D対応高画質回路
“CREAS 4”搭載
■高画質再生機能/1080/60pプログレッシブハイビジョン出力/Deep Color対応
■カンタンVHSダビング/DVDダビング
■撮影した3D動画・静止画を3Dのままディスクに残す/ネットワーク機能
■デジタルビデオカメラダビング/ワンタッチカメラ取り込みボタン/ダビング10対応
■HDMI端子
■D端子[D1/2/3/4]
■デジタル音声出力 [光]
■USB端子

主な仕様

ブルーレイディスク/DVDレコーダー(中間の機器)

BDZ-AT350S


商品の特徴
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hp Compaq 620ノートPC
 ノートPC、hp Compaq 620を買ってから2年になります。
 選んだ理由は安かった(32,800円)からですね。購入の目的は、月に一回程度の小旅行で使うためです。
 ただ、購入した当時、ノートPC(hp Compaq 620)の起動やソフトの動作が遅いので調べたところ、ディスプレイアダプタのドライバーが、最適な物でないことが分かり、インストールし直しました。
 しかし、それでもまだノートPCのスピードが遅いので、メモリーを最大の4GBまで増設したところ、格段と早くなり、体感速度で2倍以上になりました。いまは快適に動作しています。
hp Windows7 15.6インチノートPC
●大特価32,800円(当時)
●省エネ!消費電力は標準時
約 18W / 最大時:約 65W
●DVDスーパーマルチドライブ搭載
hp Compac 620

『主な仕様』
■HD (1,366×768ドット) の高解像度15.6インチワイドディスプレイを搭載
■HDMI端子付きでマルチモニタが可能
アナログVGA、デジタルHDMIをサポート
■DVDスーパーマルチドライブ搭載
DVD-RAM、2層式DVD±R、DVD+RW対応を標準搭載
■Windows® 7 Home Premium正規版
■プロセッサー
インテル® Celeron® T3300 を搭載
■スリークキーボード
■メモリー 1GB (1024MB×1)搭載
1066MHz DDR3-SDRAM(最大4GB)
■ハードディスク
250GB内蔵(シリアルATAII、5400rpm、SMART機能対応)
■バッテリー駆動時間 最大 約4時間
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タイガー計算機
 最近、手回し計算機(下図)を入手しました。本当に懐かしいですね。
私の高校生時代、道庁でバイトしたときに、毎日使っていましたが、うまく使いこなせなかったですね。
 道庁の事務室の中は、あちらこちかからチンチン、ガラガラガラという音が聞こえて、まるでパチンコ屋のようでした。今思えば、当時の道職員は、メカに強かったようですね。
■タイガー計算機 
製造番号 363258 
1960年頃(昭和35年)
ダイアル桁数:10×11×20



タイガー計算機の歩み
手回し計算機使用法
■当時の販売価格
 35,000円
(大卒男子初任給:16,000円位の頃。珈琲60円)
■時代背景
 日韓基本条約調印。60年安保闘争、全学連国会突入。カラーテレビ本放送開始。インスタント時代。だっこちゃん。
■世界の出来事
 ローマオリンピック。コンゴ動乱 。ソ連が1957年10月4日人類初の人工衛星「スプートニク1号」打ち上げ成功。
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地デジチューナー
 総務省が推進した地デジ化の第一の理由として「電波帯域が足りない」等としておりましたが、現在のテレビ番組は、再放送、再々放送。韓ドラにテレビショッピング。安上がりバラエティ番組など、テレビ局は、これ以上つまらなくなりようがないくらい、つまらない番組ばかりを大量生産しているように思えます。どこをどう考えたら、現在のテレビ番組のように、つまらない番組が考えつくのか教えて欲しいものです。
 アナログ放送が終わりに近づいたころ、私は仕方が無く、アナログ液晶テレビ用に、地デジチューナー(右)を購入しました。アマゾンで4000円位(2年前)。機能、画質とも満足してます。
BUFFALO DTV-S110

I-O DATA HVTR-BTL
 こちら(左)も、アナログ液晶テレビとVTR用として使うため、地デジチューナーを追加しました。こちらはアマゾンで11000円(2年前)でした。
USBハードディスクを接続すれば、地デジやBSデジタル放送番組の録画が可能です。 
 地デジ化についても裏で総務省が糸を引いていますね。
常勤理事は総務省OBで、家電メーカーが役員を送り込み「電波産業会」が定めます。こちらの常勤理事も元官僚たちです。
B-CASカード これに群がる天下り法人たち
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PCソフトのトラブル
■PCソフトのトラブル1
 私は、もともとハード屋で、ソフトには疎いため、一ヶ月以上もグラフィックボードの不調に悩んだ末、最近ようやく解決しました。
(症状)グラフィックボードの設定が、起動毎にづれてしまう。グラフィックボードのドライバを再インストールしても直らない。

AMD APU
(原因)マザーボード周辺ドライバが削除されていた。
(対策)マザーボード周辺ドライバを再インストールして解決。

 PCソフトのトラブル2
 ペイントソフトのCorel Paint Shop Pro Photo XIが起動しなくなったので、その原因を追及しておりました。
(症状)ペイントソフトCorel Paint Shop Pro Photo XIが起動しない。
(原因)ペイントソフトが、グラフィックドライバの新バージョンに対応していないことが判明。旧バージョンに戻したら、ペイントソフトは起動するがシステムが不安定になる。
(対策)ペイントソフト、もしくはグラフィックボードのメーカー側で対策して貰わなければこのソフトは使用できない。

Corel PaintShop Pro X4編集画面(写真:東北旅行「えさし藤原の郷」)
 このソフトは、モニター画面のキャプチャー機能が優れていたため重宝していましたが、諦めて、現在は、Corel PaintShop Pro X4と、Photoshop Elements 8.0を併用しています。
■「最新バージョンPaintShop Pro X5 Ultimate
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PCグラフィックボード
 HD5770のメモリ1GBのグラフィックボードを探していたところ、数世代前の物ですが、このグラフィックボードが最も安かったため購入しました。取り付けが終わり、ウキウキしながら、PCに電源を投入すると、いきなりピーピーと異音が出てビックリ。
RH5770-E1GHDG
玄人志向 HD5770(ATI Radeon HD5770/1GB/PCI-E)

 モニター画面には何も映りません。そこでグラフィックボードを外してよく見たら、補助電源端子を発見しました。しかし、6pin x1のケーブルは付属品の中にはありません。ネットで入手して、翌々日に、再度PCに取り付けて起動したところ、今度はPCのワットメーターが300W以上を表示し、PCはシャットダウン。私はガクンと来ました。
 原因を調査したところ、グラフィックボードの冷却ファンが、配線ケーブルに引っかかって回らないことを突き止めました。
 PCがシャットダウンした原因は、GPU(Graphics Processing Unit)の熱暴走でした。冷却ファンと接触していた配線ケーブルを離したら無事に回転しました。メデタシ、メデタシ。
RH5770-E1GHDGは、数世代前の物ですが、このグラフィックボードは、コスト重視で自作される方にお勧めです。

『 主な仕様』
メーカー型番 :
RH5770-E1GHD/DP/G3
  • GPU : ATI Radeon HD5770
  • メモリ : 1GB(GDDR5)
  • コアクロック : 850MHz
  • メモリクロック : 4,800MHz(128bit)
  • 出力 : DVI x2 HDMI x1 DisplayPort x1
  • 拡張バス : PCI-Express2.1 x16
  • ファン : 空冷 2スロット占有
  • サポート : DirectX 11 OpenGL HDCP
  • 補助電源 : 6pin x1
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MAGIX MusicMaker3
 音楽制作・編集ソフト(DTM,DAWソフト)は、メーカー各社から数多く販売されておりますが、数種類の中からこのMusic Makerに行き着きました。

私の愛機 YAMAHA EOS B500(上)
   YAMAHA KX49(下)

【特徴】
 ・オリジナル音楽の作曲が簡単。
 ・音楽素材が多い。
 ・サウンドサンプルなどを組み合わせてリミックスが簡単。
 ・MAGIX VariVerbやエコー等、高品質なエフェクト群。
 ・本格的なMIDI打ち込み機能。
 ・音程の補正とコーラスの作成機能。
 ・プロ仕様のマスタリング作業が可能。
 ・高品質シンセサイザー搭載。
シンセサイザーを搭載!
 ・世界標準プラグイン「VST/VSTi」や「ReWire」に対応。
 などなど。毎日のように音楽の作成を楽しんでおります。
作品例
 夢のイタリア 8日間の旅  (テーマ曲)
 仙台、平泉、松島 東北旅行(テーマ曲)
 Music Maker 3の特徴「AHS Co. ltd.」
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PowerDirextor10
 私がPowerDirectorを使用してから5年目になりますが、この間、多くの同僚や友人から編集依頼を受け満足して頂けました。
一番嬉しいのは、やはり褒めて頂けると言うことですね。これはお金にはかえられません。
 このソフトを使用する前は、長期間、Ulead DVD MovieWriterで編集をしておりました。しかし、タイトルやトランジェントなどのテンプレートが乏しく、安定性も悪いので、PowerDirector に乗り換えた次第です。

PowerDirector動画出力画面
 PowerDirectorでもっとも凄いところは、DVDメニューをネットからダウンロードして映像ファイルに設定できることです。
 また、DVDをはじめ、ブルーレイディスクやAVCHD(Advanced Video Codec High Definition)ディスク形式にも対応しております。

「石川制作の映画作品集」
   http://movies.yu-nagi.com/

 今月(5月)も、ビデオ撮影と編集依頼があり、嬉しい限りです。歳を取るにつれて、人から物を頼まれるのが嬉しくなりますよね。
これからも何か新しい事にチャレンジして行きたいと思っています。

 PowerDirextor10 の主な新機能

 PowerDirector 10 には多彩な編集ツールや、改良された高速動画処理エンジン TrueVelocity 2 などビデオ編集がよりクリエイティブで簡単に素早く行える新機能が多数追加されています。

■ OpenCL を利用したハードウェア支援技術による動画処理
48 種類のビデオエフェクトをハードウェア支援技術を利用して処理速度の向上と CPU 負荷の低減を実現しました。
■ インテリジェント&高速動画処理
CyberLink の特許技術である SVRT 技術は編集に使用された動画形式を自動で分析し、高画質で効率的なエンコードが行える出力形式を選定します。■編集機能
最大 100 本まで拡張可能なトラックには、動画、音楽、画像ファイルに加え、タイトル、パーティクルエフェクトなども自由に配置ができます。
■正確にオブジェクトを配置
 ビートマーカーはオーディオファイルのビートを検出し、タイムラインにマークを追加します。音楽のテンポに合わせたエフェクトの適用が可能です。
  • ■サードパーティ製プラグインへの対応
    NewBlue FX のプラグインに対応、さまざまなエフェクトを取り込んで利用することができます。
    ■ペイントデザイナー
     手書きで作成したオブジェクトが描画手順の通りに表示される機能です。手書きのタイトルにピッタリのエフェクトです。
    ■タイムラプス機能
    一定間隔に 1 コマずつ撮影し、長い時間をかけてゆっくり移り変わるシーンを短時間で再生するタイムラプス動画の作成に対応しました。
  ■「最新バージョン」 PowerDirector 11Ultra
以上、綺麗な映像を思い通りに編集し高速に出力できるPowerDirectorは、私がお薦めしたいソフトの一つです。
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ブルーレイプレーヤー
 オーディオ・ビジュアル分野では、ブルーレイなどの大容量メディアが主流になりました。現在、各社から多種多様のブルーレイ・プレーヤー/レコーダーが発売されております。
私はブルーレイ・プレーヤーを2011年に購入しましたが、一番悩んだのは機種の選定でした。私の場合は、まず故障時のことを考え、日本製でサービスセンターが地元にあることが第一の条件でした。
  ■HDMI 1.3a output with 36-bit deep color support
  ■DTS-HD master and Dolby TrueHD internal decoders
  ■USB port
  ■DVD upscaling to 1080p
  ■Kuro link
 次に、従来のアナログテレビにも接続することを考え、コンポーネント出力のあること、地デジやBSデジタルのコピーワンス放送を受信したときのためにCPRMに対応していることに重点を置きました。最後に、画質ですが、HDMI™の規格であるDeep Color 36-bit出力に対応していることが条件でした。
 当時、比較的安価で発売されていたBDP-120では、従来のDVDソフトやDVDに録画したコンテンツもハイビジョン映像に迫る高精細な画質で、現在も満足しております。また、BDのみならず、DVDの長時間LPモードで作成したDVDでも、高画質で視聴できます。
母と妻と私が使うために3台購入しました。
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BTOパソコン
 現在、5年ぶりに新しいBTOパソコンを購入して、自分なりの仕様に改造しながら楽しんでおります。
 CPUは最新鋭のインテルCore i7シリーズで、現時点では最速のマイクロプロセッサを搭載しております。そのせいもあって、今まで使用していたインテルPentium 4のPCがすごく遅く感じます。
体感的には、PCの起動、MSOfficeやPowerDirectorなどのアプリケーションソフトの動作速度が2~3倍速くなったような感じです。
単純計算では、PowerDirectorで、いままで1時間以上かかっていたレンダリング速度(画像作成速度)でも、30分以内に完了することになります。
実測では10分程度で完了します。映像処理速度は、Pentium4のなんと1/6以下です。
OSはWindows 7で 64ビット 32ビット デュアルブートにしております。
これは、32ビットにしか対応していないアプリケーションソフトやプリンタなどのドライバーが多いので、重宝しています。

BTOパソコン
BTOとは「Build to Order(受注生産)」の略語。ユーザーからの注文を受けてから生産・組み立てが行われるオーダーの仕方。
現在、パワーアップの進行中です。
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懐かしい真空管(MT菅)
 先日、本箱を整理していたら、私が少年時代に作ったステレオアンプの真空管やテレビ用の真空管が出て来ました。
  左からステレオアンプ用の電力増幅菅7189A、中央が低周波増幅用の双三極菅12AX7、そして右端がテレビジョン用の映像出力菅12BY7Aです。いやー懐かしかったですね。
これらは、私が中学時代から高校時代にかけて使用した真空管です。
 ロクに勉強もしないで、ステレオアンプ作りに精を出していた少年時代(15歳~18歳頃)を思い出します。映像出力菅の12BY7Aは、昔、テレビ修理のアルバイトをしていたときに購入しました。

真空管式テレビの配線図の例(クリックで拡大します)
 父の職場の同僚や親戚、そして町内の住民からテレビ修理をよく頼まれました。この映像出力菅12BY7Aは一番壊れやすかったですね。つぎに壊れやすいのは、水平出力菅6GB6や6BQ6GTそして垂直出力菅の12BH7Aですね。
このように「出力菅」と名の付く真空管は壊れやすかったですね。これは、過大な負荷がかかりすぎることが原因です。人間も同じです。大いに働いた後には、休養も十分に取りましょう。
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TEAC A-6300
 名機TEACのテープデッキ「A-6300」の修理をしたときの記録です。   TEAC A-6300は、4トラック2チャンネルステレオで、10号リールを採用、オートリバース再生機構を備えた、当時(1974年発売 )としては、最新鋭のテープデッキでした。私も憧れのテープデッキでしたが、当時の月給が7万円程度で、定価が176,000円もするテープデッキなど夢のまた夢でした。
 このテープデッキは、北大に在職中に同僚の技官が亡くなる3ヶ月前に頂いたもので、今となっては形見になってしまいました。同僚の技官には、自分の余命が分かっていたのかも知れません。
 他に38cmのウーファーやツイーターなど、オーディオ機器などを頂いてきました。
 しかし、しばらくして、テープデッキのキャプスタンやピンチローラー等の走行系の調子が悪くなりましたが、部品がないため、その処置に困っておりました。

TEAC A-6300
4トラック・2チャンネル・ステレオ方式
■周波数特性:19センチ;30~28,000Hz
■SN比:58dB(3%ひずみレベル、聴感補正)
■ひずみ率:1%(基準レベル)
TEAC A-6300仕様
 数ヶ月後、インターネットのヤフオクで、同型のテープデッキのジャンク品を入手できましたので、ピンチローラーの部品交換を行い、ソレノイドコイルと周辺を清掃しました。
 ついでにリール台も交換したところ、頂いた当時の状態に甦らせることが出来ました。同僚の技官も、草葉の陰で喜んでくれていると思います。
左右のリールモーター(円形の部分)の真下にあるのが、制動用のソレノイドアクチュエータ。
向かって左側、ソレノイドアクチュエータの下側が、ピンチローラー制御用のソレノイドアクチュエータ。
TEAC A-6300内部
  ピンチローラー(中央)の動作が鈍いため、キャプスタンと接触せず、テープが走行しない場合がありました。 
その為、ピンチローラーを制御するアームの軸受け(右下)にシリコングリースを吹きかけ、その後、摩擦の調整により正常になりました。
めでたし、めでたし。
ピンチローラー付近

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各種テレビの消費電力
 薄型テレビやデジカメなどのデジタル家電の売れ行きも、一段落付いたようですね。現在は値崩れして、撤退する家電メーカーも出ています。
パナソニックも、液晶テレビについては外部調達に切り替え. プラズマテレビからは撤退しました。
 プラズマテレビは結構、電力を消費するようです。
『各種テレビの消費電力とHDD・DVDレコーダーとの比較』
 All About参照

(備考)

各機器の消費電力は、複数メーカーの最新製品について、カタログの公称値を考慮し、独自に決定した数値です。
特に、大型のプラズマテレビでは、370W~500W前後と差が有りますので、ご注意ください。また、画面の明るさ設定など、ユーザーの使用状況によって消費電力は大きく変わりますので、あくまでも「比較の目安」としてお考えください。
電気代(円)は、1kWの電気代(単価)を、20円として計算しています。
待機電力は算入されていません。
プラズマテレビ、26Vインチ以上の液晶テレビ、28Vインチ以上のブラウン管テレビは、BS/地上デジタルチューナー内蔵の、ハイビジョン対応テレビを参考にしました

 消費電力は、プラズマテレビの場合、42インチで340~360W、32インチで240W弱が一般的です。この240Wというのは、昔のブラウン管式カラーテレビと同様で、かなりの大食いです。同じ画面サイズ(インチ数)では、液晶テレビの5割以上多い消費電力です。
 液晶テレビの場合も、値崩れが激しく、5~6年前、吉永小百合さんがコマーシャルをしていた液晶テレビ(AQUOS)アクオスは、20インチが実売価格10万円位でしたが、現在は、20インチで3万円弱まで実売価格が下がり、しかも省電力化されています。

SHARP フリースタイル AQUOS”20型
 シャープの業績が悪化したのも、液晶テレビを中心としたデジタル家電の値崩れが大きな原因でしょう。
 私が今欲しいのは、液晶テレビよりも、手の平に収まる超小型デジタルビデオです。そして、もうひとつ関心があるのは、このビデオカメラ、
CANON HDビデオカメラXA20/XA25
これも結構高価ですね。当分は我慢するしかないでしょう。
おわり
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テクニカラー
 コダックが開発した発色フィルムによるカラー方式以前に、テクニカラーというのがありました。テクニカラーのオリジナルはモノクロで、各色対応のフィルタをかけてカラー化しております。日本では「総天然色」と訳されました。
 この方式は、RGBに分離したモノクロフィルムを3本使って記録しているので、退色する事が無いそうです。モノクロフィルムでも、濃淡のような変色があると思われますが、いくらでも補償が可能なようです。
テクニカラー映画「タイムマシン」予告編

制作1959年 配給MGM

 H・G・ウェルズの空想科学小説「タイム・マシン」(1895年作)の映画化。空想科学ものが得意のジョージ・パルが製作・監督した。(「親指トム」)。撮影は「わが愛は終りなし」のポール・C・ヴォーゲル、音楽はラッセル・ガーシア。出演は「メイム叔母さん」のロッド・テイラー、「親指トム」のアラン・ヤング、「肉体の遺産」のイヴェット・ミミューら。


八十万年後の世界へ タイム・マシン


 話は変わりますが、DVDビデオは、製造の手間がかかる二層を避けて、一層にしている場合が多いようです。
一層の場合、CDと同じようにスタンパー(光ディスク基板製造用の型)で、バンバン作れますが、二層ではそうは行きません。両面一層の方が、マスタリングが簡単であり経費も安く上がります。しかし、DVDの価格にはそれほど反映されないようです。
おわり
目次
 つづき